高校で学ぶAPクラスは大学レベルのクラスと認められ、多くの大学が入学後、AP試験のスコアを大学の単位として認めています。例えば、アリゾナ州にある3つの州立大学(アリゾナ大学、アリゾナ州立大学、北アリゾナ大学)では、
スコア3 = JPN101,102
スコア4 = JPN 101,102,201
スコア5 = JPN 101,102,201,202
スコアに応じてこれらのクラスが単位として認められます。
スコア5ならば、JPN101から202まで、4学期分 (2年分)のクラスが単位として認められます。
残念ながら、難易度の高い有名私立大学などでは、この単位はあまり認められていません。例えば、カリフォルニア州のスタンフォード大学やマサチューセッツ州のハーバード大学ではスコア5しか単位として認めていません。ですが、このような難易度の高い大学は、いくつAPクラスを取って、スコアがいくつだったかが合否に関係すると言われています。いくつものAP試験の一つにスコア3以上の試験結果を増やすことにより、お子様の努力を評価してもらえます。
こちらのサイトでAP試験のスコア3以上を単位と認める大学を調べることが出来ます。(参照リンクはこちら)
大学受験やその後の進学で大変有利なAP Japanese試験ですが、スコア5を取るのはそう簡単な事ではありません。通常、大学の日本語クラスは1クラス5単位。これは月曜日から金曜日まで毎日1時間、授業を受けた事になり、スコア5と言うのは、その勉強量を4学期間 (2年間)続けたことになります。しかも、日本語だけではなく、日本の文化の知識も問われるので、その難易度はさらに高くなります。
第二外国語として、高校で日本語を習った生徒にとってAP Japanese試験でスコア5を取るのは大変難しい事です。しかし、日本語補習校やご家庭で日本語教育を受けたお子様ならば、その難易度はぐっと低くなります。むしろ、AP Japanese試験を受験しないのは、せっかく今まで頑張って来たお子様やご父兄の方にとって勿体ない事です。なぜなら、先に述べたようにAP Japanese試験でスコア3以上を取ると、多くの大学が進学後にそのスコアを単位として認めてくれるからです。これは、お子様の大学での時間と学費の節約に大きく影響します。また、大学進学時には、通常の高校過程の履修以外に勉学を励んでいたと言う証明にもなります。
SAT Japanese Subject試験のメリットは、大学受験時にあります。難易度の高い大学ではSATやACTの試験結果の他にSAT Ⅱと言って、SAT Subject試験のスコアを要求する大学があります。そのSATⅡの中にSAT Japanese Subject試験があります。
また、カリフォルニア大学では、SAT Japanese Subject試験で510点以上ならば、高校での第二外国語2年分が免除になります。(参照リンクはこちら)
SAT Japanese Subject試験はAP Japanese試験よりもずっと難易度が低いので、AP Japanese試験対策をしっかりとなさっていれば、SAT Japanese Subject試験で満点かそれに近い点数が取れます。
では、どうしたらAP Japanese試験で高いスコアを取ることができるでしょうか。
アメリカの高校では、AP Japaneseクラスを設けている高校の数はとても少ないです。他には、家庭教師を雇ったり、塾などで試験準備をする方法がありますが、それも地域によっては難しい場合があります。有効な参考書などもあまりありません。
Luck Luck (楽楽) Japaneseでは2007年から始まった過去のAP Japanese試験を徹底分析、試験の内容や高得点を取るための練習やコツなどを説明した30ページにわたる教材資料を開発しました。この教材資料と2回にわたるZoomでのレッスンによって、日本人であるご父兄がお子様とご一緒にAP Japanese試験対策ができるようにサポートさせていただきます。また、ご自身で教えるのはどうも苦手と言うご父兄の方には、Luck Luck (楽楽) Japaneseで直接お子様の日本語能力にあったレッスンを受けて頂けます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Luck Luck (楽楽) Japanese
こちらは体験記です。
「ちょっぴりバイリンガルな娘と日本人母のAP Japanese 奮闘記」
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なかなか日本人にはなじみのないAP Japanese試験、SAT Japanese Subject試験ですが、しっかりと試験の仕組みを理解し活用することで時間や学費を節約し有意義な大学生活が送れると思っております。本コラムが少しでも多くの方に本試験について知っていただく機会になることを願っております。